2017.04.15
新年度が始まって早一ヶ月・・・
4月はフレッシュな新入社員さんが大量に入社する等、人の出入りが一番多い季節のため、人事ご担当者の方は大忙しですね。
企業だけでなく、多くの社労士事務所も手続きに追われる季節です。
弊所では、可能な手続きはすべて電子申請で行っているため、あまり役所に出向きませんが、同業者からこんなハナシを聞きました。
ちょっと驚いたので、紹介しますね~(*^_^*)
4月上旬、離職票発行手続きのため、他府県のハローワークに出向いたときのこと。
この時期は混むのがわかっているため、敢えて夕方4時半頃に行ったそうです。
「こんな時間まで待っているヒト、そんな多くないやろし・・・」ということで・・・
ところが・・・な、なんとその時点で「150人待ち!!」
「大阪からまた出直すのも大変やし・・・」と待っていたところ、夜の8時過ぎにやっと受け付けてもらえたそうです。
どうやらこれまでは大量の書類が持ち込まれる場合、「窓口で一旦預かった上、後日処理」という流れだったのが、マイナンバーが導入されたおかげで、「すべての書類をその場で処理」となり、これまで以上に窓口処理に時間を要することになったそうです。
ハローワークでは、「雇用保険の届出に必ずマイナンバーを記載してください」と呼びかけているものの、役所の職員さんのホンネは、「なんでこんな制度できてんやろ?書類の扱いには気ぃ使うし、残業も増えるし・・」ってところではないかと思います。
マイナンバー導入から1年以上が経過しており、社会保障と税の一体改革は理解できますが、ハローワークがらみの手続きって影響力低いし、マイナンバー必要かな?と思うのは私だけでしょうか?
「職員さんの労力+残業代」と、「そもそものマイナンバーの目的」を天秤にかけると、なんだかねぇ~と思ってしまう4月です。
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